片づけレッスン実例

キッチンの劇的なbefore→after|大村市A様のこだわり

こんにちは、maoNです。
長崎県大村市にお住まいのA様の「訪問レッスン4回目」の様子をご紹介します。

回を重ねるごとに、A様の中で芽生えてきた“選び取る力”。
前回のレッスンでは、「◯◯しなきゃ」という思い込みに気づき、
「私はどうしたいのか」「何を選ぶのか」という視点で暮らしを見つめ直すようになったそうです。

「自分に自信がないのではなく、好きな自分を忘れていただけだったかもしれない」
そんなコメントをA様からいただき、私は心から嬉しく、静かに感動しました。

そして今回の舞台は、片づけたい場所として常に上位に挙がる「キッチン」。
毎日使うからこそ、モノも思いも積もりやすい場所。
A様がそこでどんな気づきを得たのか?どんな変化が起きたのか?

さっそく、その一部始終をご紹介します。

前回からの変化と本日のゴール確認

レッスンのはじめに、いつも通り前回からの変化や気づきを伺いました。
A様から出てきたのは、生活の中で確かな“軽やかさ”を感じるようになったというお話。

📝- 朝の準備がスムーズに。ちょっとしたひと手間が減るだけで、想像以上の快適さを実感。
📝- お風呂関連や洗剤の置き場がまとまり、必要なモノが一目でわかるように。
📝- ご主人が、自ら洗面台の鏡裏スペースを整えるという嬉しい変化も!
📝- ビジネス講習会も、「周囲の評価」ではなく「自分にとって必要かどうか」で参加を判断するようになった。

選ぶ基準が『他人』ではなく『自分』へとシフトしてきたA様。内側から少しずつ、確かに変わってきていることが伝わってきました。

どんなキッチンにしたいですか?

Aさま

ゆとりがあって、極力モノを表に出さない、スッキリした見た目にしたいです。スタイリッシュな感じが理想です。
パントリーもごちゃついていて、カーテンで隠そうかと思ったくらいです。

大丈夫、その理想、叶いますよ。

Aさま

料理がもっと好きになれるようなキッチンにしたいです✨

キッチンの小物を、4つに分類し仕分け

キッチンは毎日使う場所だからこそ、モノの数も多く、種類もさまざま。
以下の4つに分けて仕分けを進めます。

  1. 食品
  2. 作る道具(鍋・レードルなど)
  3. 食べる道具(皿・箸など)
  4. その他の道具(タッパー・ビニール袋・お弁当箱など)

まずは「1. 食品」からスタート。
キッチンにある全ての食品を取り出し、テーブルの上に出します。

全部出してみて、どう感じますか?

Aさま

食品に関しては、意外と把握できていました。

さすが、身体に入れるものにこだわるAさんだから、自然と意識が向いていたのかもしれませんね。
ではここから、“ときめきチェック”をしていきましょう。必要なもの・心が動くものを選んで、使いやすくグルーピングしていきます。

A様がつくった食品のグループ

  • 液体調味料グループ
  • 塩や砂糖などの調味料グループ
  • お出汁グループ
  • ふりかけグループ
  • 子ども用のおやつグループ
  • 子ども用の調味料グループ
  • A様のサプリグループ
  • ご主人のおやつグループ などなど

暮らしぶりや家族構成にぴったり合ったグループが、出来上がってきました。

Aさま

あまり好みじゃなかったお出汁や、食べそびれてた乾物も出てきました…

では、“早めに使いたい食品”として、別グループにしておきましょうか

Aさま

書類の“未処理BOX”みたいな、“食品の未処理グループ”ですね(笑)

その感覚、最高です!意識しやすくなるネーミングで、使い切りにもつながりそうですね


次は「2. 作る道具」。

お鍋やフライパン、レードルなど、調理に使うアイテムを一つずつ手に取りながら、感覚を頼りにときめきチェックを進めていきます。

Aさま

お鍋、こんなにいらないかも…

これは何ですか?

Aさま

アボカドをくり抜くグッズです。月に1回くらい使います。

ときめきますか?

Aさま

……はい、ときめきます!

じゃあ、自信を持って残しましょう◎


次に「3. 食べる道具」。

お皿、スプーン、箸など、日々手に取るアイテムたち。
これまでの感覚を信じて、迷いなく、軽やかに判断していきます。

このときのA様の判断スピードと表情は、まさにこれまでのレッスンの集大成のようでした。


最後は「4. その他の道具」。

タッパー、ビニール袋、お弁当箱、水筒など、収納や持ち運びに使うアイテムなど全てをチェック。ひとつひとつの役割と使用頻度を丁寧に見直しながら、A様らしい感覚と基準で選び抜いていきます。

Aさま

終わりました!

お疲れ様でした!とっても潔い選び方でしたね。

Aさま

はい、ときめかないものが、ちゃんとわかるようになってきました。

収納

引き出しの中をすべて空にし、シンクの上もキレイに拭き上げて、収納の準備を整えます。
リビングから見える収納棚の上には、これまでキッチングッズや食品が置かれていましたが、すべてのモノの「定位置」を決めていくことで、棚の上に残ったのは炊飯器・レンジ・炭酸メーカーのみ。
さらに、“モノを置くことを前提”に敷かれていた透明マットを取り外すと、家を建てる際に選んだこだわりの天板があらわれ、まるでキッチンが本来の姿を取り戻したかのようでした。

ここから、グルーピングしておいた食品や道具を、一つひとつ収納していきます。

たとえば──
● 料理中にさっと手が届くように、油や出汁などの液体調味料はコンロ近くへ。
● お子様のおやつは、手の届かない高さのパントリーへ。
● お鍋はコンロ下、ザルやボウルは野菜を洗う時に便利なシンク下に。

お鍋も重ねずに“ワンアクションで取り出せるよう”に並べました。モノの量を見直したからこそできる、贅沢な収納方法です。

お鍋収納before
お鍋収納after

さらに、よく使うお皿やコップ、カトラリー類は、キッチンの中でも「一等地」と呼べる引き出しに集結。必要なときめくモノだけが収まる収納へと仕上げていきました。
特にキッチンの食品収納の引き出し内は、身体に取り入れるものにこだわる「A様らしさ」が詰まった空間になりました。

Aさま

すごく使いやすそう!これを機に、カトラリーも新調したいです。

振り返り

Aさま

感動です。家を建ててから2年、ここまでキッチンとパントリーがすっきり片づいたのは初めてです。『後で使おう』『後で片づけよう』と思っていたものが、積もり積もっていたことに気づきました。今は、何がどこにあるか把握できていて、グループ分けしたおかげで管理もしやすくなりました。これ以上、ストックを増やさないように意識していきたいです。

片づけレッスンの中でも、大きな山場となる「キッチン」。
A様は、ご自身の理想と向き合いながら、食と暮らしに直結するこの空間を、丁寧に整えられました。
初回の相談会で「モノが多くて、探し物ばかりなんです」と話してくださったA様の姿は、もうそこにはありません。
モノとの関係性が変わり、暮らしを自分の手で整えていく姿は、まさにA様自身の“あり方”の変化そのものでした。

次回は、第5回目のレッスン。
ますます軽やかになる空間とA様の考え方をお楽しみください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


「片づけたいけど、どこから手をつけたらいいかわからない」
「片づけで本当に何かが変わるの?」
「家や職場が散らかっていてモヤモヤする」
そんな思いを抱えている方にこそ、届けたいレッスンです。

皆さまの毎日が少し軽くなったり、自分らしさが取り戻せたりする“きっかけ”になれたらと思いながら、一人ひとりに丁寧に向き合っています。

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