片づけレッスン実例

なぜ掃除グッズが増える?─片づけで見えてきた答え|大村市A様の気づき

こんにちは、maoNです。
今回は、長崎県大村市にお住まいのA様の『訪問レッスン3回目』の様子をご紹介します。

2回のレッスンで「衣類」「本類」「書類」の片づけを終えたA様。
目に見える空間の変化はもちろんのこと、物事の捉え方や考え方にも、着実な変化が生まれています。

その背景にあるのは、A様が今の自分の状態や思いと丁寧に向き合い、それを素直に言葉にできる力。この『内省する』こそが、片づけを一時的な作業で終わらせず、本質的な変化へと導いてくれているのだと感じます。
このA様の能力は、これから理想の暮らしやビジネスをかたちにしていく上でも、きっと大きな強みになっていくはずです。

今回は、そんなA様との「小物」の片づけレッスンの様子をお届けします。

→A様の2回目レッスンの様子はこちら

前回からの変化と本日のゴール確認

最初に、約2週間前に行った前回のレッスンから今日までの間に感じた変化を伺いました。

Aさま

書類の場所が決まったことで、家に入ってきた書類も「どの分類で収納する?」「これは本当に必要?」と考えるクセがついてきて。「もしかしたら使うかも」って思って取っておくことが減ってきました。

すごい!思考のクセが変わってきてるのは、大きな変化ですね。

そして、こんな気づきも——

Aさま

重要書類を2階に置くことにしましたが、「これ重要かも」って判断したら、2階まで持って行かないといけないと思うと、ちゃんと考えるようになって(笑)「とりあえず保管」は、もうやめようって思えたんです。

なるほど、それは面白い!「持っていく手間があるからこそ、本当に必要か考える」って、ある意味フィルターの役割ですね!私の仕組みづくりの学びになりました。

レッスン開始前に、今日のゴールも確認しました。

Aさま

文房具とか小物が入ってる引き出しに、もっと“ゆとり”を持たせたいです。
引き出しがぎゅうぎゅうだと、自分のキャパシティも小さいように感じてしまって。気持ちにも余裕がほしくて。

あと、前回は子どもの発熱でレッスンを延期したので、今日はちょっと急ぎ目で進めたいです!

了解です!爆速でいきましょう!!(笑)

小物の仕分けと収納

A様は、「今日取り組む予定の小物をカテゴリー別に集める」という宿題をこなしていたため、作業はとてもスムーズにスタート!さらに、おうち全体をもう一度点検して、同じカテゴリーの小物をすべて集めました。

🔖小物カテゴリー 

①CD・DVD
②スキンケア用品、メイク用品、アクセサリー
③貴重品(通帳、商品券、財布、小銭、カードなど)

[機械類]
④電気系コード類(接続コード、充電器など)
⑤電気系その他(メモリーカード、電球、乾電池など)
⑥電化製品(PC、デジカメ、ゲーム機など)

[生活用具]
⑦文房具道具系(ハサミ、ホチキスなど)
⑧文房具紙系(ノート、バインダーなど)
⑨文房具手紙系(便箋、切手など)
⑩工具(ネジ、ドライバーなど)
⑪裁縫道具

①から順番に。ここまでやってきたご自身のときめきを信じて、「リラックス」して選び抜いていきましょう。

次々と、「これからの自分に必要か」「ときめくか」を軸に残すものを選んでいくA様。

Aさま

壊れたパソコン…処分方法がわからなくて、そのままにしていました。

パソコンは、メーカーが引き取ってくれますよ。

その場でメーカーホームページを検索し、リサイクル回収の申し込みを実施!(後日、伝票が届き、無事に回収を完了されていました◎)

全てのときめきチェックが終わったら、収納する棚の中を空にして、カテゴリー別の箱をきれいに並べていきます。

Aさま

棚の上からモノがなくなって、子どもの飾りや写真が際立ちました!

※Before→After写真は、全工程が完了した際にまとめてご紹介予定。
仕上がった空間の“軽やかさ”を、どうぞお楽しみに!

洗面所・脱衣所・ランドリールームの小物たちも

次は、水まわりの小物を一気に集めて、ときめきチェック!

🔖小物カテゴリー 

⑫衛生用品(歯ブラシ、除菌シートなど)
⑬掃除・洗濯用品(洗剤、ハンガー、掃除道具など)
⑭タオル

掃除グッズは、テレビ専用、ステンレス専用、床専用…いろんな掃除シートがありますね!複数ある理由、何か思い当たりますか?

Aさま

一度に集めたことがなかったので気づかなかったんですが、同じようなモノが多いですね。“専用のモノじゃないとダメ”と思い込んでいて。あと、掃除しようと買っても結局使わず、家にあるか分からなくて、また買っちゃうこともあって。

アルアルですね。『代用』を考える習慣がつくと、モノも思い込みもスッキリしていきます。
でも、『専用』を使うことで気分が上がるなら、もちろんそっちを選んでOK!

ときめきチェックを終えたら、洗面台や棚をサッと拭いて、それぞれのモノの指定席をつくります。
三面鏡裏の収納は、
「左:A様」
「右:ご主人」
「真ん中:共通スペース」
に分けることにしました。(三面鏡の中の写真を撮り忘れました…)

歯磨き粉、ブラシ、スキンケア用品など、それぞれのモノの指定席を決めることで、『しまう場所がないからとりあえず洗面台の上に』という思考と行動をなくします。

before
after
Aさま

ワンアクションで取り出せて使いやすそうで、ワクワクします!

次に、散らばりがちだった掃除用品はすべてランドリールームに集めて、仮収納しました。
掃除したくなったらランドリールームに来ればOK。使った後も、しまう場所はここ、と家族で共通認識を持てるようにしました。買いすぎも防げます◎

収納は、“探さなくていい” “戻しやすい”をつくるもの。

実はこれ、仕事の情報整理も全く同じ原理なんです。お客様別・時期別・用途別…それを曖昧にすると、情報もモノも迷子に。「どんな単位でまとめるか?」がとても大切です。

片づけをプロと一緒にやるとリバウンド知らずになる理由は、こうした“仕組み”まで整えるから。表面的な整理整頓ではなく、暮らしの底力を上げるサポートをしています。

振り返り

Aさま

今回が一番難しかったです……

どんなところが難しかったですか?

Aさま

“いつか使うかも”とか“もったいない”って気持ちが強くて、使う・使わないの判断がすごく難しかったです。でもやりきって、不要なモノを把握して、実際に手放す手間も経験して……今後の買い物は、もっと慎重になれそうです。

手放す“もったいなさ”や“面倒くささ”を体感したからこその、リアルな気づきですね。

今回、A様のご自宅からは、いろんな種類の掃除グッズが見つかりました。
「掃除しなきゃ」「専用のものを使わなきゃ」という思い込みが、モノを増やす一因になっていたのです。

これは掃除グッズに限らず、たとえばキッチンの便利グッズや収納アイテムなどにも共通します。“便利そう”という情報を鵜呑みにして手に入れても、実際に使いこなせるか、しまう場所があるか……まで考えると、「本当に必要?」と立ち止まるきっかけになります。

大切なのは、「◯◯しなきゃ」という思い込みをそのまま信じるのではなく、一度立ち止まって、自分にとっての“ちょうどいい”を考えてみること。
A様の“自分軸”も、片づけという具体的な行動を重ねる中で、少しずつ輪郭が見えてきたように感じます。

この「自分にとってのちょうどよさ」を見つけていく力は、理想の暮らしや仕事や人生の選択にもつながっていきます。

片づけは、暮らしを整えるだけでなく、“選び取る力”を養うトレーニングでもあるのです。

次回は、A様4回目のレッスン。「キッチン」の片づけについてお届けします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


「片づけたいけど、どこから手をつけたらいいかわからない」
「片づけで本当に何かが変わるの?」
「家や職場が散らかっていてモヤモヤする」
そんな思いを抱えている方にこそ、届けたいレッスンです。

皆さまの毎日が少し軽くなったり、自分らしさが取り戻せたりする“きっかけ”になれたらと思いながら、一人ひとりに丁寧に向き合っています。

無料相談も受け付けていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
あなたの「変わりたい」を、全力で応援します。